日本共産党の菊地葉子道議は16日、北海道議会の一般質問で、高校生へのルール違反の就職勧誘が自衛隊によつて行われている問題をとりあげました。
この間、道立高校3年生に対して、自衛隊募集事務所が家庭訪問し、就職勧誘している事実が明らかになっています。菊地道議は「道教委は事実を把握しているのか。自衛隊の家庭訪問は求人ルールに反するのではないか」とただしました。
柴田達夫教育長は、「家庭訪問は一部の学校で確認されている。生徒や保護者が自衛隊に説明を求めた場合は家庭訪問が行われることもある」としつつ、「新規学卒者の求人活動の秩序維持が図れるよう自衛隊に求めていく」と答えました。
菊地道議は改めて、「今回は、本人や保護者からの要望がないのにもかかわらず、家庭訪問が行われたケース。民間の就職ルールに準じて、求人活動の秩序を守るよう道から自衛隊に申し入れるべきだ」と求めました。
(15年09月18日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)