日本共産党の佐野弘美北海道議は9月30日、道議会予算特別委員会の知事総括質疑で、1月の災害による運休から9カ月以上経過したJR日高線の復旧工事について、高橋はるみ知事にただしました。
台風17号の高波の影響により新たに路盤流出が発生した現場を調査した佐野道議は、地元住民から「隣接する国道に被害が及び、国道が寸断されるのでは」と強い懸念が寄せられていることをあらためて紹介。「沿線住民の不安を解消し、これ以上、被害を拡大させないためにも早急な対応が必要ではないか」と求めました。
1月の災害による路盤流出で運行再開のめどがたたないJR日高線について、道は6月から3回、国、JR北海道と事務レベルの協議を行い、運行再開に向けた対策の実施などを協議しています。
高橋知事は「被害の拡大を防ぐ応急的な対策は欠かせない。今後の協議で、本格的な工事と併せ、新たな被災箇所への応急工事について早期の着手に向けて協議を進めていく」と答えました。
(15年10月02日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)