土砂災害危険箇所の情報/JRなどと共有ヘ | 13.12.09 |
北海道は、JRなどライフラインを担う指定公共機関に対して、「土砂災害危険箇所」について情報提供し、防災対策を促進する考えを明らかにしました。第4回定例道議会で、日本共産党の真下紀子道議の質問に答えたものです。
土砂災害防止法は、都道府県が「土砂災害警戒区域」の指定とそのための現地調査を行うことを定めています。調査の元資料となるのが地図上で指定した「土砂災害危険箇所」で、道内には約1万2千カ所あります。市町村のハザードマップ(防災地図)の整備などのために使われますが、JR北海道などとは情報共有していません。
真下道議は9日の予算委員会で、JRの線路と重なる「危険箇所」が道内に二百数十カ所あると指摘。2005年と12年、雪崩による列車の脱線事故が発生した増毛(ましけ)町に、10月に調査に入ったことにふれ、「崖の下に線路があり、すぐそばに民家がある。自治体、JR双方による対策が必要ではないか」と提起しました。
加藤聡道危機管理監は、「道と市町村、防災関係機関が連携して情報の収集と共有、伝達に努める」「総合的で効果的な防災・減災対策を推進する」と答えました。
(13年12月20日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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