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道議団の動き
北海道の豪雪/はたやま道政策委員長ら緊急要望 12.01.20

北海道の豪雪

高齢者訪問や除排雪強化

はたやま道政策委員長ら緊急要望

道に要望する(左から)真下、はたやま、上田、山田の各氏ら
道に要望する(左から)真下、はたやま、上田、山田の各氏ら=1月20日、道庁

記録的な豪雪により北海道の空知、石狩地域を中心に交通機関がマヒ、死傷者も119人を超えている問題で、日本共産党北海道委員会のはたやま和也政策委員長と真下紀子道議、党南空知地区委員会の上田久司委員長(岩見沢市議)は20日、北海道に対して緊急要望を行いました。

はたやま氏は、福祉除雪部隊を組繊し高齢者へ「声かけ・訪問」を行うなど、災害弱者対策や緊急車両・バスの運行確保へ除排雪を強化すること、農業被害対策や道としての財政支援を十分に行うことなどを求めました。

上田氏は「雪おろしが危険」「病院に薬を取りに行けない」などの市民の声を伝え、「命に関わる問題です。排雪のためのトラックが足りません」と強調しました。

道側からは寺山朗危機管理監らが応対し、「昨日、道トラック協会に申し入れたが、全道でも雪が降っており、なかなか(トラックが)集まらない。今日も臨時の局長会議を開き、状況の再確認をしていきたいと考えている」と述べました。

山田靖廣岩見沢市委員長(岩見沢市議)は「個人宅の除雪もお願いしたい。窓を雪が覆い、真っ暗な中で生活している。80歳以上に対して行っている巡回を65歳以上に引き下げれば市の対応だけでは回れない。人海戦術など道としても支援を」と要望しました。

真下道議は「昨年の上川の大雨では道の連携のまずさが指摘され、見直しされたはずだが、ちょっと(雨から雪へと)条件が変わればうまくいかなくなる。振興局の連携はどうなっているのか。道の存在意義が問われる問題。どこでも対応できるマニュアルはないのか」とただしました。

これに対し道側は「一般的な要綱はありますが…」と答え、危機管理のぜい弱さをうかがわせました。

はたやま、真下両氏は18日、岩見沢市に調査に入りました。

道路は積雪ですり鉢状になり、バスが通ることもできません。

歩行路は雪の壁で横を見ることができず街全体が迷路のようになっています。

(12年01月22日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)

→ 岩見沢市等豪雪災害に関する緊急要望