北電やらせ指示

「保安院も対応必要では？」

会見で質問次々

北海道電力が泊原発3号機へのプルサーマル導入について住民意見を聞く道主催のシンポジウム（2008年10月）で北電が「やらせ」の指示をしていたと本紙がスクープした問題で、26日の経済産業省原子力安全・保安院の会見で、「保安院として対応する必要があるのではないか」と質問が出ました。

フリーの記者は、「九電の玄海原発での『やらせ』メールも『しんぶん赤旗』がスクープし国会で追及され、社長が謝罪して公になった。無視できない。対応する必要があるのでは」と質問。森山善範・原子力災害対策監は「報道は承知してない。シンポに対する対応は第三者調査委員会で調査が進められている。保安院として調査する状況ではない」と述べるにとどまりました。

地元紙の記者も「北海道主催のシンポジウムが問題になっているが、第三者委員会の調査対象になるのか」と質問。森山氏は「私の理解では、保安院や資源エネルギー庁といった国が関与したものが対象」と述べ、自治体主催のシンポジウムは調査対象にならないとしました。

（11年08月27日付「しんぶん赤旗」より）

（ → 関連記事「北電が“やらせ”認める／本紙が指摘の泊原発08年シンポ」 ）

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