党道議団が緊急予算要望 | 10.08.26 |
日本共産党北海道委員会(西野敏郭委員長)と党道議団(花岡ユリ子団長)は26日、高橋はるみ道知事に対し、補正予算編成に関する緊急要望を行いました。
今年度の普通交付税(7月末に決定)が道の現計予算よりも19億円多く配分され、「ふるさと雇用」などの交付金も執行残が16.7億円(第2次分終了時点)あることから、道民の暮らし、福祉に活用するよう求めたもの。道は高井修副知事が応対しました。
要望は①ヒブワクチン・子宮頚(けい)がんワクチン予防接種への助成②エゾシカなど鳥獣防止対東舞への助成③高齢者の孤立を防ぐ高齢者支援員・相談員の配置④新規高卒者、未就職者に対する支援の抜本的強化−の4項目です。
高井副知事は。「どれも重要な課題で、道としてしっかり取り組んでいきたい。国にも、強く働きかけていきたい」と答えました。
一つひとつの要望について高井副知事は、「ヒブワクチンなど大変お金がかかるが、国は来年度予算に盛り込むと聞いている。道としても、何とかならないものかと考えている。エゾシカの緊急対策は、地域づくり総合交付金を活用していきたい」と回答しました。
高齢者対策については、「孤立化しないよう市町村に働きかける。グループホーム(火災)の悲惨な案件があった。道庁内の各部局、庁外とも連携をとって、安全対策を徹底していきたい」とし、新卒者・未就職者対策では「道として臨時職員の採用など取り組んでいるが、ひとりでも多く安定して仕事につけるように、教育委員会などとも連携して取り組む」と答えました。
花岡道議は、「職業訓練センターの廃止方針など、若者が手に職をつけようとスキルアップをはかる手段が次々なくなってきている。(未就職者対策として)若者がスキルアップできるように道が支援してほしい」と要望。高井副知事は、「就職率も全国下から2番目で、80%に届かないですしね」と応じました。
金倉まさとし党札幌東区道政対策委員長は、「長期未就職の子は結局、親が支えていますが、その親も大変な現状で、しかも増えています。卒業して、すぐに働けるようにしてほしい」と訴えました。
真下道議は「ぜひ重点要望の実現をお願いしたい。私たちも研究・調査して力をあわせていきたい」と重ねて要望しました。
(10年08月27日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
〒060-0002 札幌市中央区北2条西6丁目
TEL011-231-4111(内線33-181)FAX011-232-4763