住宅局長に要請書を渡す花岡道議と真下道議、金倉氏、岩村市議ら=17日
道が6月から、道営住宅の駐車場使用料をひと月最大950円値上げしようとしている問題で、日本共産党の花岡ユリ子、真下紀子両道議らは17日、同案の撤回を申し入れました。岩村米子札幌市議、金倉昌俊東区道政対策委員長、南区と東区の道営住宅入居者が参加しました。
道の提案によると、ひと月950円値上げされるのは、網走市や帯広市などの13の団地。年間ベースで総額4千万円の住民負担増です。これとは別に、団地自治会への駐車場管理委託料が、4月から引き下げられます。
道知事あての要請書では、①道議会にかけない一方的な値上げ案は撤回し減免対象を拡大すること②自治会への管理委託料減額を強行せず住民との話し合いを継続すること――などを求めています。
中岡正憲道建設部住宅局長は、値上げの理由として「自動車を持っていることの便益」「周りの駐車場料金との比較」をあげました。
団地住民は、「年金が減り物価が上がるという、高齢入居者の状況をみてほしい」「弟は遠い建設現場に、車で直行しなければならない」などと窮状を訴えました。
「公営住宅は低所得者を対象としている。“一般的な価格”を機械的に当てはめるべきでない」(岩村氏)、「3年間で2回の大幅値上げは、道審議会の答申に反するのではないか」(金倉氏)とのべ、重ねて撤回を求めました。
≫道営住宅駐車場使用料の“引き上げ”案と自治会への委託料減額案の再検討を求める要請書
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