労働者委員任命公正に/党道議団が知事に申し入れ | 08.11.27 |
貧困と格差が広がるもとで、資本の横暴から労働者を救済する機関、道労働委員会の労働者委員の任命を公正にと、日本共産党道議団は27日、高橋はるみ知事に対し、申し入れました。花岡ユリ子、真下紀子両道議が訪れ、嵐田昇副知事が応対しました。
申し入れ書は、アメリカ発の金融危機が世界経済の混乱を引き起こし、日本では大企業が身勝手なリストラや雇い止め、非正規化を急速にすすめ、労働者にとって厳しい環境が続き、労働委員会の役割はいよいよ重要になっていると指摘。「系統別の組合数および組合員数に比例させる」と定めた政府方針「労働省第54号通牒(つうちょう)」に反し、北海道では18年間も連合北海道が独占する偏向任命を続けていると批判しています。
花岡氏らは、すでに中央労働委員会をはじめ大阪、京都、宮城、埼玉、千葉、高知、長野、和歌山など次々に是正がすすんでいると強調。「今度こそ公正な任命を行ってほしい」と求めました。
嵐田副知事は「第38期労働者委員は公正公平を旨として、適任者を選任していきたい」と答えました。
(08年11月28日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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