日本共産党 北海道議員団ホームページ
ホーム
道議団の動き
当別ダム入札やり直せ/党道議団が知事に要請 08.07.30

当別ダム入札やり直せ

党道議団が知事に要請

高橋はるみ北海道知事が、当別ダム工事の競争入札に道開発局の官製談合事件で指名停止処分を受けた建設業者を「特例」として参加させた問題で、日本共産党道委員会と道議団は7月30日、知事に緊急の要望書を握出しました。

真下紀子道議、畠山和也道政策委員長が、入札をやり直すよう猪股茂樹建設部長に抗議しました。

要望書は、事件で処分された業者の入札を認めるという「異常・異例な対応」を行ったと批判。道の「競争入札参加資格者指名停止事務処理要項」では、指名停止期間中の事業者を競争入札に参加させてはならないと規定されているにもかかわらず、知事権限の「特例」まで使って入札を容認したことは、不祥事の処分を有名無実化する脱法行為だと断じています。

真下道議は「知事が承認すれば何でもできるというのはおかしい。談合は経済犯罪。かかわった業者が入札に参加していいのか、厳しく問われている」と指摘。「知事は経済犯罪に免罪符を与えたと道民の目には映る」と迫りました。

猪股部長は「工事には、技術的に高いレベルが必要で、指名停止業者を参加させ競争性を保った。全体の工程でこれ以上延ばすわけにはいかない」と開き直りました。

指名停止業者を競争入札に参加させたという「他の都府県で例はあるのか」との真下道議の問いに猪股部長は答えられませんでした。

(08年07月31日付「しんぶん赤旗」より)

参照≫当別ダムエ事への指名停止業者の入札容認に関する要望書