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道議団の動き

食肉偽装なぜ見抜けない 真下議員が道ただす

07.07.05

ミート社、雨水使い冷凍肉解凍

なぜ見抜けない 真下議員が道ただす

道議会予特委

道議会第二回定例会の予算特別委員会で五日、知事総括質疑が行われ、日本共産党の真下紀子道議がミートホープの食肉偽装をめぐって、「食の安全・安心」に対する道のチェック体制について質問しました。

ミート社は、冷凍肉を雨水で解凍していました。真下道議は「基本的衛生管理が行われていない実態を何年にもわたって見抜くことができなかったのはなぜか」と厳しくただしました。高橋はるみ道知事は、「用水系統の調査が十分でなかった」と言い、調査が不十分だと認めました。

また細菌検査の結果をねつ造している疑惑も新たに出てきています。高橋知事は「細菌検査など製品の自主検査の実施について指導を徹底し、道として必要な検査を行う」と答えました。

真下道議は、「ミート社は、トヨタのジャストインタイムを見習っていた。効率優先で安全性を置き去りにしたことが厳しく問われている」と指摘しました。

また真下道議は、ミート社が従業員に一方的な解雇通告を行い、労組と団交が行われている問題を指摘。「私は現地で従業員の『消費者にすまない』という気持ちも聞いてきた。道労働委員会に個別的労使紛争のあっせんの申請があれば、誠意をもって対応すべきだ」と訴えました。高橋知事は「適切な対応がなされると考える」と答えました。

(07年07月06日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)