花岡道議、高校再編の見直しを要求 |
07.07.04 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は、四日の道議会予算特別委員会で、公立高校再編問題を取り上げました。
道教委が昨年八月に発表した「新たな高校教育にかんする指針」は、道内の公立高校百十校を統廃合の対象にするというむので、遊民からは大きな反対の声が上がっています。六月までに、三百件を超える存続を求める陳情や意見書が道に寄せられています。
花岡道議は「これだけ反対の声が上がっているのは、道教委が地域の実情や子どもたちの気持ちも無視して、『効率化』だけを追求しているからだ」と道教委の姿勢を批判。「子どもたちの未来にかかかる問題であり、道財政が厳しいなかだとはいっても、高校教育にお金を使っても道民は反対しない」と見直しを求めました。
道教委は「そうはいっても効率は度外視できない」と従来の主張を繰り返しました。
花岡道議は「地域から学校がなくなるということは、その地域にとってのダメージは大きく、地域の活力を失うことだ。だからこそ多くのみなさんが反対している」と強調。高校再編の学級減で小樽市内の普通科が減らされる計画に対し「子どもの進学の選択肢を狭めるものだ」と批判の声が上がっていることも紹介し、「道教委は地域の声に真剣に耳を傾けるべきだ。地域の声をしっかり聞いて結論を出してほしい」と要望しました。
(07年07月05日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)