米空母寄航 米軍再編の一環
なぜ、民間港小樽に3回も − 空母優先使用港への変貌懸念強まる −
日本共産党道委員会と道議団は15日、道に対し、米空母キティーホーク(満載排水量81000トン)の小樽入港問題で申し入れを行いました。花岡ユリ子道議、畠山和也党道政策委員長の代理で千田悟・国会議員団道事務所員が参加。小町春行危機対策局長が応対しました。
米空母が7月1日から小樽に入港した場合、全国で民間港に、それも同じ港に三度も入ることになります。「なぜ、民間港の小樽港ばかり入港を希望するのか。後継空母は原子力船であり、非核平和都市宣言をした小樽を米空母の北の拠点にされるのでは、という懸念が強まっている」――花岡道議は、道民が持つ率直な気持ちを道に対し、ぶつけました。
空母キティホーク
小町局長は、「防衛施設庁に確認したが、分からないとの回答でした。私たちもなぜなのか、疑問に思っています。いずれにしても、道としてこの問題をこのまま放置せず、確認したい」とのべました。
花岡道議は、今回の空母入港は日米安全保障協議委員会(通称2+2)の確認事項にある「空港及び港湾を含む日本の施設を自衛隊が緊急時≠ノ使用するため」、「一般及び自衛隊の飛行場及び港湾の詳細な調査を実施」することの実践で、F15移転と一体のものだと強調。「空母乗員は殺人事件や強姦などの重罪を犯している。治安の問題も含め、知事は空母入港反対の姿勢を示すこと」と重ねて求めました。
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