道労委連合独占是正を
札幌地裁 任命取り消し訴え
北海道労働委員会の第41期労働者委員選任をめぐり、道労連や推薦候補者らが道に任命の取り消しと損害賠償を求めている裁判の第1回口頭弁論が20日、札幌地裁(谷有恒裁判長)で行われました。
第41期労働者委員(任期2年)は、昨年12月1日に高橋はるみ知事に任命され、7人全員が連合北海道傘下の組合の推薦者で独占されています。
提訴は、第37期から行われ、39、40期と2度にわたり「知事の任命行為は裁量権の逸脱、乱用で違法」との判決が出されています。
意見陳述で道労連の黒澤幸一議長は、道に40期判決をふまえて、偏向任命をやり直すよう要請してきたが、判決に真摯(しんし)に向き合わず、是正されていないと指摘し、「労働組合の系統による組合差別が繰り返されることは、民主主義の根幹にかかわる問題」と41期の任命の取り消しと偏向任命の是正を求めました。
次回は7月15日(水)午前11時から。
(15年05月22日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)