JR日高線
被災箇所復旧早く
道議会委 佐野議員がただす
日本共産党の佐野弘美北海道議は28日、道議会予算特別委員会で、今年1月の災害による路盤流出で運行再開のめどがたたないJR日高線の運行再開について、道の姿勢をただしました。
佐野道議は「一日も早い運行再開を望んでいる住民の思いを伝え、国やJRに求めていくべきではないか」とただしました。
総合政策部の野村聡調整担当局長は「国、JRとの3者協議で地域の思いを真摯(しんし)に受け止めて対応するよう求め、一刻も早い運行再開に向けて取り組む」と答えました。
今月の台風17号で日高線の2カ所の新たな路盤流出が発生。現場調査をした佐野道議は「JR線だけでなく隣接している国道に被害が及ぶおそれがあると、地元から強い懸念が寄せられている。日高線の運行再開を進めるとともに、被災箇所の復旧を最優先にすべきだ」と求めました。
野村局長は「被害の拡大を抑制する応急対策は不可欠。本格的な工事と併せ、新たな被災箇所への応急工事についても協議していく」と答えました。
(15年09月30日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)