道議会委
米軍と共同調整所設置
菊地議員質問で明らかに
陸上自衛隊北部方面隊が実施する災害対処訓練「ノーザンーレスキュー2015」(26~30日)で、自衛隊と在日米軍、豪州軍による「共同調整所」が設置されることが明らかになりました。4日の道議会総務委員会で日本共産党の菊地葉子道議が取り上げました。
3カ国による「共同調整所」の設置は昨年の「みちのくアラート2014」に続いて2度目。菊地議員は「防災に名を借りた実質的な軍事訓練につながるのではないか」と質問。佐藤嘉大・道危機管理監は「在日米軍等の参加は…防災対策上、大変重要」と述べました。
外国軍の参加の打診があった今年4月から約3カ月間、道議会や道民に公表しなかったことも重大です。道は答弁で「対象地域の自治体に米軍と共同での訓練への協力依頼」を水面下で行っていた事実を認めました。
実働訓練への参加を要請された14自治体のうち、浜中町は5月の防災訓練実施を理由に参加を見送り、別海町は「米軍と町民との接触」がないことを条件に参加するとしています。
(15年08月12日付「しんぶん赤旗」より)