北海道議会
戦争法案 違憲は明白
真下氏、知事の姿勢ただす
日本共産党の真下紀子道議は24日、道議会定例会で、会派要件の4人に躍進したことによる9年ぶりの代表質問を行い、戦争法案についての高橋はるみ知事の政治姿勢をただしました。
真下氏が戦争法案を「違憲か」とただしたのに対し、高橋知事は「国民的な議論を尽くすことが重要である」と答弁し、評価を避けました。真下道議は「憲法違反の立法行為は許されないという道民の声を真摯(しんし)に受け止めるとこたえられないのか」と迫りました。
北海道には全国の3分の1にあたる3万人の自衛隊員がいます。
真下道議はさらに、「自衛隊員が米国の戦争に参戦し、武力行使による犠牲の危険が高まることが明らか。はっきりと反対すべきではないか」と求めたのに対し、高橋知事は「隊員の方々が安心」て職務に従事されることが何よりも大切である」とこたえるにとどまりました。
「戦争法案と誰が言っているのか」と与党席からヤジが飛び、騒然とする議場で、真下道議は「法案は憲法に違反した戦争法案という本当の姿を隠すことはできなくなっている。私は命を生み出した母として、二度と戦争に送り出すことのないよう法案は廃案にすべきだと主張する」と、毅然(きぜん)と訴えました。
(15年06月26日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)