深川駅にエレベーターを
共産党道議団が調査
日本共産党北海道議員団(真下紀子団長)は21日、北海道深川市で、住民から強い要望があるJR深川駅のエレベーター設置に向け調査を行いました。真下団長と菊地葉子、佐野弘美の両道議が参加、松沢一昭、和田秀隆両市議、市委員会の松原和男市民運動部長らが同行しました。
JR深川駅は、函館本線と留萌本線の2路線が走り、札幌・旭川間のすべての特急が停車する主要駅です。ホームが三つあり、各ホームを階段(1ヵ所32段)で上り下りする跨線橋(こせんきょう)で結んでいます。
「階段がきつく十数年、JRに乗っていない」「札幌から深川まで帰る際に、階段の不要な改札口前のホーム(札幌方面行き)に着くため、旭川まで行って戻る人もいる」など、車いす利用者や体の不自由な人、お年寄りや乳幼児を抱える母親から切実な声が寄せられています。
エレベーター設置を求め昨年9月から署名をすすめる「深川駅にエレベーターを望む会」は4月、JR北海道に1万525人分の署名を提出しています。
一行は、山下貴文市長、「望む会」の加藤廣一会長らとそれぞれ懇談。山下市長は「国の補助を得るため近隣の町長とも国交省に要請しています。財政は厳しいがやらなければならない」と話し、加藤会長は「利用者が便利になることが一番。一刻も早く実現したい」と訴えました。
真下団長は、高橋はるみ知事への要請など党道議団として、設置に向け力をつくすことを表明。「1万人を超えて署名が集まったことは大きく、市民の熱意が行政を動かしています。実現へ頑張りたい」とのべました。
一行は深川駅構内で階段の勾配や段差などを調査し、車いす利用者が使用するリフトなどを見て回りました。
(15年05月23日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)