天下り要綱違反正して
道議会委真下議員が知事に迫る
日本共産党の真下紀子道議は9日、道議会予算特別委員会の総括質疑で、道幹部職員の再就職、いわゆる「天下り」問題について、高橋はるみ知事をただしました。
北海道は、道行政とかかわりの深い団体に職員が再就職する場合に、在職期間や給与などに一定制限を設ける「再就職に関する取扱要綱」を制定しています。要綱では在職期間の上限年齢を65歳としています。
真下道議は、副知事や公営企業管理者を経験した元OB2人が65歳を超えて再就職を継続し、さらに65歳の年齢制限に達した予備軍が5団体に6人いることを明らかにしたうえで、高橋知事の認識をただしました。
高橋知事は、「要綱の定めにより難い特別な事情」がある場合、団体から協議を受け、個別に判断することにしているとのべ、「2団体の役員について、団体の運営上やむを得ないものとして、在職期間の延長を承認した」とこたえました。
真下道議は、「特別な理由を盾にすれば、現要綱では、いつまでもやめさせることはできない。この状態を放置せず要綱の見直しをすべきだ」と求めました。
(15年03月11日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)