高校授業の講師に弁護士/自民議員 〝慎重に〟と圧力 | 14.09.18 |
北海道議会の一般質問で18日、自民党の梅尾要一議員は、道立高校での憲法授業の外部講師に弁護士を迎えたことについて「慎重に対応すべきであった」などとのべました。
梅尾議員は「全国弁護士会や北海道の4弁護士会は、(集団的自衛権行使を容認した)閣議決定の内容に反対の立場」であり、出前授業でも「反対の立場から、生徒に誤解を与えかねない一方的な説明をしているように思う」などと決めつけ、「閣議決定の内容を正しく説明できる講師も呼ぶ」など授業の見直しを求めました。
道教委は「客観的で公正な見方を育成する授業が行われるよう指導する」と答えました。
道高教組の関原文明書記次長は「現場の教員たちは外部講師の協力も得て、公正、中立、多面的・多角的に、生徒たちに考えてもらう授業を行っている。質問は、教育に対する政治介入そのもので、許されるものではない」と批判しています。
(14年09月20日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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