小樽の将来に悪影響/カジノ誘致反対 「市民の会」結成 | 14.05.11 |
刑法が禁じる賭博場・カジノの合法化法案の国会審議入りがねらわれるなか、「カジノ誘致に反対する小樽市民の会」が11日、同市内で設立総会を開き、市民ら180人が参加しました。カジノに反対する市民団体の結成は道内初です。
小樽市では市商工会議所関係者らが08年に「小樽にカジノを誘致する会」を設立して誘致推進運動をすすめており、昨年9月には中松義治市長が同市へのカジノ誘致を正式表明しています。
「市民の会」共同代表の結城洋一郎小樽商科大学名誉教授(66)は、「カジノ誘致は小樽市と市民の将来に重大な悪影響をもたらす。反対の一点で市民の共同を広げたい」とのべました。
総会では、「カジノ誘致に関する市民的討論を広く喚起する」ため、一致する要求課題での行動、学習会や講演会の開催、国民的共同を多彩に進めること|などの活動方針を決めました。
会場からは「市内の商店街を歩いてもほとんどの人がカジノには反対だ。その意思表示ができる運動が必要だ」(同市稲穂の女性)。
「カジノ推進派は市民と議論するつもりがない。市民が一体となって運動を広げる必要がある」(同市望洋台の男性)などの声があがりました。
池田賢太弁護士が「カジノ誘致で小樽は変わるか」と題して記念講演しました。
全国カジノ賭博場設置反対連絡協議会事務局長の吉田哲也弁護士があいさつ。日本共産党から北野義紀市議団長らが参加しました。
(14年05月12日付「しんぶん赤旗」より)
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