米軍 民間港でヘリ組み立て/真下道議ら 北海道に対応迫る | 14.10.28 |
陸上自衛隊北海道大演習場(千歳市、恵庭市など)で27日から始まった日米共同訓練に関わって、日本共産党の真下紀子道議と斎藤征信白老町議は28日、高橋はるみ知事に対して、道民の安全を守る立場から要望書を提出しました。
日米共同訓練に参加する米陸軍は21日、軍用ヘリコプターの部品や装甲車などを、民間貨物船で白老町の白老港に運び込み、ヘリを同港の荷さばき場で組み立て、演習場まで飛行させました。従来は演習場や自衛隊施設内に陸送されたあとに組み立てられており、民間港で組み立てられたのは初めてです。
斎藤町議は「飛行ルートも陸送ルートも町は教えられていなかった。勝手に動いている」と指摘しました。
真下道議が道の対応を確認したのに対し、福井宏行危機対策局長らは「訓練は米軍側の都合で決められる」「今回の訓練は日米共同訓練であり、全国で行われている」などとのべ、問題にしないという態度を表明しました。
真下氏は「米軍は今回、まったく新しい訓練に踏み出した。それに対して道民の不安の声がある。道としてきちっとした情報公開を求め、反対を表明すべきだ」とのべました。福井氏は「みなさんの要請を受け、自衛隊に伝える」と答えました。
(14年10月30日付「しんぶん赤旗」より)
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