300食まで調理員2人!?/北海道議会で真下道議指摘 | 14.09.30 |
日本共産党の真下紀子道議はこのほど、「100食以上の給食を2人でつくっています」との道立高校夜間定時制(定時制高校)の給食調理員の訴えを受け、道議会で、調理員の勤務実態の改善を求めました。
道教委の学校給食調理員の配置基準は、11食〜300食までは調理員2人で、定時制高校には栄養教諭・栄養職員も配置されていません。50年以上、文部科学省の基準が変わっていないからです。
100食を超える定時制高校が今年度は4校あり、調理業務のほか、献立づくりや給食日誌、点検票など帳票の作成も多いため、「持ち帰り残業をしなければ完了できない」との声があがっています。
真下道議はこうした声を紹介し、全国18の都県が独自に栄養職員を配置していることにふれ、栄養職員の配置を提案。「学校給食は教育の一環です。調理員の実態を聞き取り、生徒が『おいしい、良かった』と思えるように改善を」と求めました。
立川宏教育長は「定期的に実情を把握し、改善充実に努めたい」と答えました。
(14年10月25日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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