北電の電気料金再値上げ申請/真下道議 道の対応ただす | 14.09.02 |
日本共産党の真下紀子道議は2日の道議会経済委員会で、北海道電力の電気料金再値上げ申請について、道の対応をただしました。
道が8月に行った電気料金の再値上げに伴う影響調査では、92.3%の企業で「影響がある」と答え、そのうち24.2%が「大きく影響する」と答えています。また、企業による節電、省エネの努力の余地が少なくなっていること、価格転嫁も「困難」との意見が多く寄せられていることが明らかになっています。
一方で、停止中の泊原発の所内電力量は、プラントを維持する必要最小限の機器の稼働のため、昨年度実績1億3100万キロワット時で、標準家庭の4万2千戸分(千歳市、岩見沢市)に匹敵することがわかりました。
真下道議は、物価高や4月から消費税増税に加えての電気料金の再値上げで、中小企業からは「倒産や廃業の恐怖が迫ってきている」と極めて深刻な訴えが寄せられていることを紹介。「道内経済のリーダーを自任してきた北電が、いま経済破綻の引き金を引こうとしている」ときびしく批判しました。
辻泰弘経済部長は「道として北電に対し、冬場のピーク電力対応や、度重なる値上げで、深刻な影響を受ける道民や事業者の切実な思いを真摯(しんし)に受け止めるよう求めていく」とこたえました。
真下道議は「北海道は、民間からの売電や再生可能エネルギーを導入していけば、原発がなくても電力が足りる地域になります」とのべ、道として原発ありきの方針を転換すべきだと求めました。
(14年09月04日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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