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道議団の動き
北電泊原発 汚染水対策、不十分/真下議員質問で判明 14.07.01

北電泊原発

汚染水対策、不十分

道議会委真下議員質問で判明

北海道電力・泊原発(北海道泊村)の汚染水対策が、地下水流入が検討されていないなど、不十分なことがわかりました。

東京電力福島第1原発事故では、地下水の流入によって汚染水が増大し、重大問題となっています。泊原発でも地下水流入問題が指摘されてきましたが、これまで北電は、その流入量を明らかにしてきませんでした。

日本共産党の真下紀子道議の質問に対して、道が1日の予算特別委員会で初めて明らかにしたところによると、北電が調査した泊原発1・2号機の湧水量の測定値から3号機を含めて試算すると、1日あたりの湧水量は550立方メートルにのぼり、福島第1原発の400立方メートルを上回ります。一方、汚染水の貯水タンクの置き場となる敷地は、福島第1の350万平方メートルに対して、泊原発は約149万平方メートルしかありません。

道は、汚染水の流出対策で「シルトフェンス(水中カーテン)で防御する」と説明しました。

真下議員はそれでは海洋への汚染水流出対策としては不十分だと指摘。「福島県の原子力対策官は『どこまで敷地内で対応できるのか議論すべきだ』と話している。北電と規制委員会で議論すべき問題だ」と提案しました。

(14年07月10日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)