道内の障害児通所支援施設 是正指導6割超も/真下道議追及 | 14.06.27 |
※道保健福祉部まとめ。札幌市を除く全道集計 | ||
実地指導事業所数 | 96 | |
指摘事業所数 | 60 | |
指摘件数(合計) | 199 | |
避難訓練の未実施、非常災害計画の未作成等 | 34 | |
個別支援計画の評価不足等 | 30 | |
勤務表の未作成、研修計画の未整備等 | 22 | |
給付費の算定過誤等 | 13 |
北海道が2013年度に実地指導を行った障害児通所支援施設のうち、6割を超える施設が是正指導を受けていたことがこのほど分かりました。日本共産党の真下紀子道議が道議会で取り上げました。
道が所管する施設(政令指定都市の札幌市を除く)は13年度末で359カ所。123カ所だった11年度末から約3倍に急増しています。政府が12年度に株式会社やNPO法人の全面参入を認める規制緩和を行ったからです。
真下道議の質問に対し道は、13年度に実地指導した96施設のうち60事業所(63%)で、199の改善指導項目があったと答えました。(表)
真下道議が、「使用者の責任による職員の出退勤時間の把握や賃金台帳の有無等を確認すべきだ」とただしたのに対し道は、「関係書類を確認し、賃金不払いなど悪質事例を確認した場合、労基署に通報する」と答えました。
真下道議は是正指導が多発する背景に、児童デイサービスでは指導員の資格の有無が問われないなど、「(規制緩和による)指定段階での緩い条件」があると指摘。「子どもの療育のために厳格な対応を」と求めました。
(14年07月24日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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