道駐屯部隊が優先派兵/真下氏 「知事は異議唱えて」 | 14.06.25 |
北海道議会で25日、日本共産党の真下紀子議員は、集団的自衛権問題で高橋はるみ知事の姿勢を追及しました。真下氏は、全国の陸上自衛隊員の5分の1にあたる3万人が駐屯する北海道は、優先的に海外派兵される部隊に指定されており、今こそ知事は異議を唱えるべきではないか、とただしました。
高橋知事は「国民的な議論を尽くすことが大切」と人ごとのように答弁。真下氏が「自衛隊員に犠牲が出る事態は絶対にあってはならないとなぜ明言できないのか」と再質問で迫ったのに対しても同じ答弁を繰り返すだけでした。
道内では千歳市や鹿追町など27市町が自衛隊派遣時の留守家族支援協定を各駐屯地と結んでいます。真下道議は、留萌市では対象を国内災害派遣から海外派遣に向けて、改定版もつくられていることを暴露。「『現代版・銃後の守り』が進行していることの重大さを知事はどう考えるのか」と追及しました。
協定をあくまで「人命救助や復興支援のためと受け止めている」と言い張る高橋知事に対して、真下道議は特別発言で「憲法が乗っ取られ、戦争に向かう歴史の岐路に立っている。戦争への道に立ちはだかるために、力を合わせましょう」とよびかけると、他会派の議員から拍手が起こりました。
(14年06月27日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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