精神障害者の運賃割引を/党道議ら バス事業者に要請 | 14.06.12 |
日本共産党の真下紀子道議、道議をめざす宮川じゅん、菊地よう子、佐野ひろみの各氏と森英士(つねと)道国政相談室長は12日、札幌市内にある北海道バス協会とJR北海道バス、北海道中央バス両本社を訪問し、精神障害者のバス運賃割引の実施を要請しました。
2012年7月に国交省が乗り合いバスの運送事業標準約款(やっかん)を改定し、運賃割引に精神障害者も適用されることになりました。道によると、道内のバス事業者で12年当時、運賃割引を実施していたのは10社。現在は21社まで広がりましたが、中央バス、JRバスなど大手が実施していません。
真下道議らが、運賃割引制度の拡充にむけ努力するよう要望。道バス協会は5月に各バス事業者に運賃割引への協力を求める通知を出したと説明しましたが、JRバスの有塚宣夫専務は事業者に負担がかかるので運賃割引は難しいという考えを示しました。中央バスは行政との調整が必要としました。
真下道議は「交通権を差別なく守るという立場で、国に対し助成するよう声をあげてほしい」と求めました。
JRバス、中央バスの両社で、宮川氏(札幌市議)は「札幌市内ではバスの運賃割引はない。市議会でバスに先行して市営地下鉄、市電で割引を実施するよう求めている。足並みをそろえて早急に実施してほしい」と訴えました。
(14年06月14日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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