ブラックバイト追及/真下道議質問 「学生リーフ活用を」 | 14.06.03 |
日本共産党の真下紀子道議は3日、道議会経済委員会で、「ブラックバイト」対策について、道側の姿勢をただしました。
道内でも学生アルバイトなどに、違法な長時間労働や過重なノルマなどを課す、いわゆる「ブラックバイト」への対策が差し迫った課題となっています。1月には「札幌学生ユニオン」が結成されています。
真下道議が2月の委員会でブラック企業対策を質問した際、道は「若者へのワークルールの周知に向けた取り組みなどを進める」と答弁。5月に道は初めて、アルバイトで働く学生向けのリーフレットを作成し、HPに掲載、大学や専修学校に配布しました。
真下道議は、ブラックバイトが広がる背景に、世界一高い学費を保護者だけでは負担しきれず、多くの学生がバイトからの収入を途絶えさせることができない状態があると紹介、リーフレットの今後の活用を求めました。
道側は、道の労働相談で新たに学生を区分して把握するとともに、アルバイトで働く学生に広く周知し、学生の意見や先進例を参考に内容の充実に努めていくと答えました。
生き生きと働けるようにすることは世界の流れとなっているとのべた真下道議は、日本共産党が「ブラックバイトから学生生活を守ろう」と呼びかける提言を発表したことを紹介し、行政が労働者を守り、若者が将来をになう人材として大切にされていることが実感できるよう、とりくみをすすめるよう求めました。
(14年06月05日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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