「使い捨て」是正を/道議会委 真下道議 | 14.02.04 |
北海道議会経済委員会で日本共産党の真下紀子道議は4日、働く人を使いつぶす「ブラック企業」について道の対策をただしました。
厚生労働省が昨年9月、全国的に行った「若者の『使い捨て』が疑われる企業等」の調査(ブラック企業調査)で、北海道では、151の事業場で法定労働時間や時間外労働等の割増賃金などの事項で違反(違反率77%)があったことが明らかになりました。
また、道労働局はこのうち、54事業場を労働基準法と労働安全衛生法、最低賃金法の違反容疑で送検しています。
真下道議はこうした実態をふまえて「雇用交付金事業で雇っている人たちについて、道がどのような方法で労働時間を調査しているか」と質問しました。
道側は、厚生労働省が定める基準に沿って「出退社時刻」と「実勤務時間」が記録された出勤簿などで調査していると答弁しました。
真下道議が「ブラックな働かせ方を是正するために、道と労働局が情報共有や協議をすべきだ」と求めたのに対して道側は「道労働局に情報提供を働きかける」と前向きな姿勢を示し、「企業における労働関係法令の順守や若者への働くルールの周知に向けた取り組みを進めていく」とのべました。
(14年02月06日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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