最賃734円 低すぎる/道労連が異議を申し立て | 13.08.29 |
北海道労働組合総連合(道労連)は29日、21日に北海道地方最低賃金審議会が最低賃金を15円引き上げて734円とする答申をしたことに対し、北海道労働局長に「異議申出書」を提出しました。
道労連の黒澤幸一議長は「働いて自立し、子どもを産み育てていくことができる収入を得ることは、日本社会を持続的に維持、発展させていくために必要不可欠だが、734円では、実現できません。その上、答申は、生活保護とのかい離額を矮小(わいしょう)化したまま解消を先送りしたものであり、到底納得できない」と時間額1000円以上ヘの道筋を示す大幅な引き上げを行うよう求めました。
道労連が取り組む最低賃金の大幅な引き上けを求める「ひとこと」署名に寄せられた「娘が、親から自立できる最低賃金にしてほしい」「介護の仕事が好きだけど、あまりに賃金が低く、一生の仕事として、続けられるか不安だ」などの切実な声も届けました。
この異議申し出を受け、北海道地方最低賃金審議会で審議を経て、最終的な最低賃金の改定額が決まります。
(13年08月31日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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