労働者委員任命で提訴/道労連 | 13.04.30 |
北海道労働組合総連合(道労連)などは4月30日、北海道労働委員会の第40期労働者委員選任で不公正な扱いを受けたとして、高橋はるみ道知事に差別的な任命の取り消しと損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こしました。
訴えたのは道労連と道勤医労、道東勤医労、ローカルユニオン結および労働委員候補として推薦を受けた山口康夫、山本孝幸、吉松清三、出口憲次の各氏です。
労使紛争の解決にあたる労働委員会は、弁護士などから選任される公益委員、労働者代表から選任される労働者委員、企業側から選任される使用者委員の3者で構成されます(任期は2年)。
道は昨年12月1日付の第40期労働委員の選任で、労働者委員全員を連合北海道傘下の組合が推薦した候補から任命し、道労連推薦の候補を排除しました。
道知事を相手どっての提訴は第37期委員の任命から行われており、第39期の任命について札幌地裁は昨年12月26日、原告(道労連側)の請求自体は棄却したものの、知事の任命について「裁量権の逸脱・乱用にあたる」と違法であることを認定し、判決はすでに確定しています。
道労働委員会の労働者委員は横路孝弘知事時代の1990年以降、連合候補独占が続いています。
(13年05月03日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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