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生活保護申請の対応改めて/北海道が是正指導を約束 13.02.06

生活保護申請の対応改めて

北海道が是正指導を約束

道生連交渉

道保健福祉部と交渉する道生連の人たち
道保健福祉部と交渉する道生連の人たち(正面)=6日、札幌市

北海道生活と健康を守る会連合会(道生連)は6日、北海道保健福祉部と生活保護行政について交渉し、申請権の侵害をただすなどの是正を市町村に指導するよう求めました。交渉には全道の生活と健康を守る会会員ら70人が参加しました。

市町村の職員が生活保護受給者に仕事を見つけるよう求める就労指導について、参加者から「週4回、必ずハローワークに通い、2回は面接にこぎつけなければ『熱心かつ真摯(しんし)な就職活動』とは認めないと言われたが、ハローワークの担当者からは『毎日来たって仕事はない』と怒られた」などの事例が紹介され、実情に合った対応を市町村に指導するよう求めました。

道側は「就職活動が熱心かどうかは、市町村職員の主観的判断ではなく、その人の置かれている状況と社会通念に照らして判断しなければならないものです」と答えました。

生活保護の申請権侵害については、申請窓口に来た年金生活の80歳代女性が職員から「一緒に暮らす引きこもりの息子を役所に連れて来なければ申請させない」と扱われたものなど、いくつかの事例を示して是正を求めました。

道側は「出された事例はすべて役所の対応として不適切」と認め、「生活保護申請の窓口では、申請権侵害はもちろん、それと疑われる行為もしてはなりません。受給可能な場合は『申請できますよ』と伝えるよう徹底します」と答えました。

(13年02月08日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)