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道議団の動き
道庁幹部の天下り追及/道議会 予算特別委で真下議員 13.10.02

道庁幹部の天下り追及

道議会予算特別委で真下議員

高橋知事を追及する真下道議高橋知事を追及する真下道議=2日、北海道議会

日本共産党の真下紀子道議は2日、北海道庁の元幹部職員が、道の再就職要綱で定めた年齢制限を超えて天下りしていることを道議会予算特別委員会でただしました。

道からの出資や補助金交付を受ける「関与団体」への道職員の再就職について、道は公務の公平性を確保するために、再就職要綱で在職期間や給与に制限を設けています。

ところが道土地開発公社の理事長(66)=元副知事=と道中小企業総合支援センターの理事長(66)=元公営企業管理者=は、「在職年齢の上限は65歳」と定めた新要綱に違反して在職を続けており、知事もこれに同意していました。要綱は、「67歳」だった上限を2009年に「65歳」に引き下げたばかりでした。

真下議員は「民間の雇用状況が厳しさを増す中で、一部の幹部職員が関与団体や指名登録業者に居座っている」と高橋はるみ知事を追及しました。

知事は「道と密接な関係にある団体への再就職は、道民の誤解や疑念を招かないよう制限を加えている」と答える一方、「『特別な事情』があった場合には団体と道が協議をすることになっており、理事長の退職で団体の運営に支障が生ずるおそれがあった」などと例外規定で在職継続に同意したと強弁。

真下道議は「要綱に抜け道を作り、知事がそれを認めたもの。道民の理解は得られない」と厳しく指摘しました。

(13年10月04日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)