日本共産党 北海道議員団ホームページ
ホーム
道議団の動き
米軍訓練情報迅速に/真下議員、知事に迫る 13.06.26

米軍訓練情報迅速に

道議会真下議員、知事に迫る

質問する真下道議
質問する真下道議=26日、北海道議会

日本共産党の真下紀子道議は26日、北海道議会本会議の一般質問で、高橋はるみ知事に対し、住民の不安を解消するために米軍の実弾砲撃訓練に関する情報提供を積極的に行うよう求めました。

今月11日、北海道の陸上自衛隊・矢臼別(やうすべつ)演習場で米海兵隊が実弾砲撃訓練を行った際、155mmりゅう弾砲が演習場外に着弾し、周辺自治体が実効性ある再発防止策を求めたにもかかわらず、米軍は4日後に一方的に訓練を再開しました。事故を起こした中隊は19日に訓練に復帰しましたが、その事実は公表されませんでした。

真下議員は「一歩間違えば人命にかかわる重大事故だった。(米軍に日本の法律が適用されない)不平等な日米地位協定などに基づく実弾射撃訓練に、北海道一丸となって抗議する必要がある」と迫るとともに、「米軍に関するさまざまな情報は、道民に正しく迅速に公表すべきだ」と求めました。

高橋知事は「地元の理解を得ないまま訓練が再開されたのは極めて遺憾」としたものの、「米軍訓練についての情報は国が公表すべきものであり、道としては道民不安解消のために適切に対応する」として、積極的な情報の公表に背を向けました。

(13年06月28日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)