賃上げ実現へ指導を/党道委が道に緊急要請 | 13.04.23 |
2013年度公共工事設計労務単価(北海道・1日8時間)の一例 | ||||
(国土交通省HPより)※公共工事設計労務単価+必要経費は、法定福利費の事業主負担、労務管理費、宿舎費等を加えた金額 | ||||
職 種 | 公共工事設 計労務単価 | ※公共工事設 計労務単価+ 必要経費 | 2012年度 単 価 | 引き上げ額 |
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普通作業員 | 12,700円 | 17,900円 | 11,000円 | 1,700円 |
軽作業員 | 10,600円 | 14,900円 | 9,200円 | 1,400円 |
鉄筋工 | 16,000円 | 22,500円 | 13,600円 | 2,400円 |
運転手(特殊) | 15,300円 | 21,500円 | 13,300円 | 2,000円 |
交通誘導員B | 8,300円 | 11,700円 | 7,100円 | 1,200円 |
「公共事業設計労務単価」が2013年度から大幅に引き上げられたことを受け、日本共産党北海道委員会は23日、道へ緊急要請を行いました。
現場で働く労働者の賃金が実際に引き上げられるようにすること、労働者全員の社会保険への加入促進をはかることなどを求めました。
新年度の公共事業設計労務単価(道内・1日8時間)は平均16%の大幅な値上げが行われました。労務単価の引き上げには、社会保険加入の法定福利費が含まれており、建設作業員など今まで国保に加入していた労働者が自己負担の少ない社会保険への加入を促進する意味もあります。
しかし、労務単価は参考価格であり、最低賃金のように法的拘束力はなく、現場の労働者の賃金に反映するかどうかは事業者にゆだねられています。
要請には、青山慶二書記長、真下紀子道議、菊地葉子小樽地区道政対策室長が参加し、道からは下出育生建設部長らが応対しました。
公共工事の発注予定価格を積算するための基準となる単価。国土交通省と農林水産省の調査をもとに毎年、都道府県別、職種別で決められます。
青山書記長は「今回の改定は現場で大変喜ばれている。しかし、実際に賃上げがされなければ効果がないので、道としても指導・点検をお願いしたい」と述べました。真下道議は「道議会でも取り上げてきた問題です。現場の期待も大きい」と話し、要請内容を説明しました。
下出建設部長は「受注者への新単価の周知徹底と共にしっかり指導していきたい」と応じました。
(13年04月25日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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