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道議団の動き
全国の風車を管理する旭川の企業/真下道議が訪問 13.04.15

全国の風車を管理する旭川の企業

真下道議が訪問

職人技で再生エネの明日を担う

吉田副社長から話を聞く真下道議と小松晃旭川市議団長、能登谷繁、太田元美、石川厚子各市議
吉田副社長(右)から話を聞く真下道議(左端)と(1人おいて右へ)小松晃旭川市議団長、能登谷繁、太田元美、石川厚子各市議=4月15日

全国の風力発電の風車修理のうち3分の1を担う企業が旭川にあります。

4月15日、日本共産党の真下紀子道議は再生エネルギーを支える底力を発揮している(株)北拓を訪問し、吉田悟副社長に話を聞きました。党旭川市議団(小松晃団長)らも同行しました。

日本最初の風車を輸入した吉田副社長、風力発電との付き合いは20年以上です。風力発電のサードパーティ(メーカーから独立した周辺機器などの関連企業)として国内でのメンテナンスを普及させるために2001年、風力発電メンテナンス専門会社(株)北拓を立ち上げました。同社の努力によって、ほとんどが輸入機器である風車の修理費を半減できたといいます。

修理中のブレード(風車の羽根)を前に説明を受ける真下道議ら
修理中のブレード(風車の羽根)を前に説明を受ける真下道議ら=4月15日

また、設備管理にクレーンを使わないロープアクセスという独自の点検・修理方法も導入。その訓練施設を持ち、「キツイ・汚い・カッコイイ」の「3K」を自称し、この職人技を継承しています。今年、旭川市の本社横には高さ10メートルのトレーニング用風車を設置し、訓練を開始する予定です。

昨年7月から始まった固定価格買取制度で太陽光発電は伸びたものの、風力発電は足踏み状態です。日本風力発電協会の理事も務める吉田氏によると、風力は環境アセスと風況調査などに3年〜4年かかり、太陽光と設備認定基準に大きな差があると説明。電力事業者との系統連系にも高いハードルがあると指摘します。

「反化石燃料派」を自称する吉田氏は、「再生エネ普及に尽力するところとは、党派を問わず協力したい」と笑顔で話していました。