TPP阻止 札幌でデモ/JA北海道会長メッセージ | 12.11.30 |
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対するデモが11月30日、札幌市中央区で行われ200人が参加しました。北海道食農連絡会、国民大運動北海道実行委員会、道労連などが呼びかけたものです。
ホクレン(ホクレン農業協同組合連合会)ビル前での出発集会には、「雇用も暮らしも破壊するTPP断固阻止」と書いたプラカードなどを掲げた人たちがみぞれの中で集まりました。
農民運動北海道連合会の山川秀正委員長は「TPP推進論者は日本を『鎖国』などと言うが、日本の農業は世界の中でも自由化が進んでいる。医療や雇用など国民生活に及ぶ重大な影響を消費者に知らせていきたい」と主催者あいさつをしました。
「デモ行進を実施するとうかがい、誠に心強く深く敬意を表します」とメッセージを寄せた北海道農業協同組合中央会の飛田稔章会長は、TPP参加に前向きの姿勢をオバマ米大統領に伝えた野田首相について「国民が抱く疑問や疑念の声に全く耳を貸さない、無責任かつ不誠実極まりない言動と言わざるを得ない」として「JAグループ北海道は今後の国政選挙において、TPP交渉参加に明確に反対しない政党や候補者に対しては支持を行わない。広範な各層・地域と連携を広げ徹底的に行動する」と表明しました。
札幌駅前通りを行進した参加者らは「TPP参加を許さないぞ」「農業と漁業を守れ、地域経済を守れ」と唱和しました。
(12年12月02日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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