真下道議、熊谷市議ら/夕張 高齢者の会などと意見交換 | 12.09.06 |
真下紀子道議、本村けんじ10区政策委員長、熊谷桂子夕張市議は、「夕張市の再生を考える高齢者の会」、新婦人夕張支部、年金者組合夕張支部の方々と懇談しました。参加者の声を紹介します。
美術館や温水プールがつぶされた。再建計画をすすめるために道から派遣されてきた幹部が、「美術館はぜいたくだ」といっていたが、美術協会や書道サークル等の市民が署名行動を起こし守った。温水プールは儲け主義の運営の結果、破たんの年には通年開館から冬場閉館になって(屋根の雪が溶けずに)大雪の重みでつぶれた。公的な仕事に儲け主義の指定管理者をいれるべきではない。幸せの黄色いハンカチ広場も冬期間は閉鎖された。駐車場の除雪もされず、冬に来た観光客は、雪をこいで見に行くしかない。「夕張の象徴、プライドなんだから通年開館してほしい」という声も根強い。末広生活館も閉鎖された。生活館は地域における市民の団結の場、残すべきだ――(男・73歳)。
清陵の生活館も同じ。使用料が高いから借りる人が少なくなる。生活館はみんなが集まれる最良の場所、道や国の貴任でみるべき。市の借金も国が「棚上げする」といえば解決するのではないか。銀行には借金の回代わりをしたではないか――(男・76歳)。
温水プールがなくなって、お年寄りが運動するところがなくなった。小学校のプールを温水にして、1年中使えるようにしてほしい。特に冬は外に出られない。閉じこもっていては心身共に健康を害することになる。また、何かあったら相談できるお年寄りの相談所を、窓口をつくってほしい――(女・68歳)。
2026年まで322億円の返済を続ける、図書館・共同浴場など閉鎖、日本一重い市民負担等を強いる――これでは財政再建はできても、市民と職員はあえぎ市外へ流出するばかりです。
6年前、私は再建計画に強い疑念と反対を表明。また夕張再生めざす市民運動に力を注いできました。
あれから6年、若い鈴木市長は、子どもが希望持てる枠組みへの変更を提唱。かつての枠組みを受け入れた保守・連合の方々も、今や枠組みかえようと立ち土がったのです。大きな変化です。
エネルギー政策と三位一体でつぶされた夕張。どこにいても憲法は適用され、市民の幸福追及と生存権は保障されるべきです。
国の責任を明確にし、市民、職員負担を軽減し、未来に希望のもてる夕張づくりに全力をあげます。
(12年09月16日付「ほっかい新報」より)
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