道保険医会抗議文/「一体改革」法案撤回求める | 12.06.27 |
北海道内の約3500人の医師、歯科医師で構成する北海道保険医会(小笠原俊一会長)は27日、「社会保障と税の一体改革」関連法案が衆議院で採決を強行されたことについて、野田佳彦首相に「断固抗議し、法案の撤回を要求する」と抗議文を送付しました。
同保険医会はこの中で「デフレ・不況等のこの時期に消費税増税を実施することは、国民生活の基盤そのものを崩壊させる」と指摘し、「低所得者により負担が大きい逆進性の強い消費税増税や、経済的弱者や高齢者を標的にした社会保障給付削減」はやめるよう求めています。
また保険診療が非課税のために、消費税増税によって医薬品などの仕入れについての控除対象外消費税(損税)が増え、「医療機関の倒産や診療科の縮小など医療崩壊が一気に加速する」と指摘。「消費税増税に主眼を置き社会保障の充実を先送りする『社会保障と税の一体改革』に反対する」と撤回を求めています。
(12年06月29日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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