オール北海道「TPP待った」/二つの集会 | 12.04.27 |
環太平洋連携協定(TPP)への拙速な交渉参加表明に反対しようと27日、札幌市で道民集会と北海道総決起大会が聞かれました。主催は、それぞれTPP問題を考える道民会議とTPP交渉参加断固阻止北海道総決起大会実行委員会で、1300人、1500人が参加しました。各界代表が発言、「オール北海道」でTPP参加に反対する決意を共有しました。
道民集会では、道農業協同組合中央会の飛田稔章会長は「政府の情報開示は全く不十分」と強く批判しました。
道経済連合会の山口博司副会長と道消費者協会の橋本智子会長、道医師会の長瀬清会長が意見表明し、山口氏は「自国の食を賄えなくて独立国と言えるか」と訴えました。高橋はるみ道知事は「TPP阻止でたたかう。みなさんと同志」だとのべました。
講演した日本消費者連盟の山浦康明共同代表は「国内の賃金水準が低下し非正規化が進む」と警告しました。
同日午後の「北海道総決起大会」では、日本共産党、民主党、自由民主党、公明党、新党大地・真民主の代表が次々登壇。日本共産党の畠山和也・道副委員長は「政府のやるべきことはTPP参加ではなく、意欲ある生産者を励ます政策の実行だ」と訴え、拍手が送られました。
これらの集会には日本共産党から真下紀子道議、札幌市議なども参加、TPP参加を阻止する強い決意を示しました。
(12年04月28日付「しんぶん赤旗」より・一部編集)
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