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道議団の動き
トンネル定期点検ヘ/真下議員追及に知事答弁 12.12.20

トンネル定期点検ヘ

真下議員追及に知事答弁北海道議会

「異常が放置されているトンネル」
トンネル名市町村名路線名
河鹿島牧村島牧美利河線
鴨石奥尻町奥尻島線
神威奥尻町奥尻島線
ホロホロ白老町白老大滝線
糸魚下川町下川愛別線
高橋知事に質問する真下道議=20日、北海道議会
高橋知事に質問する真下道議=20日、北海道議会

北海道が所管するトンネルで打音検査などの必要性を指摘されながら放置し、専門家による定期の安全点検が実施されていないとして、日本共産党の真下紀子道議が早急な対策を求めました。20日に開かれた道議会予算特別委員会で高橋はるみ知事に迫り、高橋知事は具体的な定期点検の実施に踏み切る考えを示しました。

道は2006年度から10年度にかけて106カ所(新設を除く)の詳細点検を行いました。すべてのトンネルで損傷が確認されたにもかかわらず、補修されたのは24カ所のみで、「剥落(はくらく)による第三者被害の発生が懸念される」と指摘されたホロホロトンネル(白老町)など5カ所については、近接目視・打音検査さえ実施されていません。

真下道議は「トンネルの詳細調査や追跡調査を行ったかどうか確認もできていない。経過調査を怠った責任は極めて重く、大いに反省すべきだ」と厳しく追及しました。

高橋知事は「速やかに調査を行うよう指示した」と答弁せざるをえませんでした。

さらに真下議員は、トンネルの定期点検要領の早期策定と「トンネルカルテ(診断書)」を具体的に策定し、安全対策に万全を期すよう求め、高橋知事は「トンネル点検や維持管理の要領などについて、検査台帳や点検調査票の整備を含めた見直しを行い、適時・適切な補修を行う」と答弁しました。

(12年12月21日付「しんぶん赤旗」より)