震災支援大幅な減額/真下道議追及 | 12.11.12 |
北海道の2011年度道外被災県支援対策費予算の7億7000万円のうち、補正予算で5億2000万円が減額され、さらに5700万円の不用額(余り額)を出していることがわかりました。
12日に開かれた道議会決算特別委員会で、日本共産党の真下紀子道議の質問の中で明らかになったものです。
真下議員は、被災地の復旧に必要な職員派遣や被災地から北海道への受け入れが十分に対応しきれていないことなどを指摘し、「予算編成とかい離した実態がなぜ起こっているのか」と追及しました。
道の地域づくり支援局平野正明参事は「今年9月の避難所閉鎖に伴う職員派遣経費の削減、運営費の削減などで減額補正した。結果的に5700万円余りの不用額が生じた」という答弁にとどまりました。
真下道議は、福島県南相馬市からの避難者の「中学生の娘が〝自らの過去を消したい〟と話し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)がひどい」「子どもがたびたび、鼻血を出して心配だ」という声を紹介。震災から1年8カ月を経て、被災者支援のあり方が問われており、被災者への住宅支援の改善や、道として通院の引率旅費を補助することなど対策の強化を強く要望しました。
(12年11月14日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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