再生めざす夕張へ/真下道議ら調査 | 12.09.06 |
日本共産党の真下紀子道議は6日、財政再生団体となった夕張市を訪問。地域再生のため再生計画期間の短縮や返済額の縮小を求める鈴木直道市長や「夕張市の再生を考える高齢者の会」(「高齢者の会」)役員、住民らから話を聞きました。また危険な橋や崩れかかった危険な空き家などの現地調査を行いました。熊谷桂子夕張市議と木村けんじ道10区政策委員長が同行しました。
財政破綻から6年、来年度から毎年26億円もの返済が始まる夕張市です。しかし、歴史的経過を見ると、夕張市の財政破綻の責任は国の政策によるところが大きく、「不正経理」といわれた状態は国も道も認めていたなどの事実が明らかとなっています。
市内では危険な橋の修理ができず、昭和12年に設置された花園橋はコンクリートがぼろぼろと崩れてきています。
鈴木夕張市長も、直接、国に要望するなど、フル回転ですが、国の壁が立ちはだかります。
住民は、「借金返済を夕張市民にだけ押し付けられては地域がなくなってしまう」と立ち上がり、「高齢者の会」や新日本婦人の会夕張支部などは、再生期間の短縮などを求める要望書を国と道に提出しています。4月に結成された「高齢者の会」の会員は250人を超え、300人を目指す勢いです。
真下道議は、鈴木市長との懇談で、「国と道の責任は重いものがあります。再生団体だからといって安全に健康で文化的な生活ができなくていいということにはなりません。一緒に地域再生のために力を合わせましょう」と激励しました。また、党道委員会の8月末の政府交渉でも、直接、総務省の担当課長に要望してきたと伝えました。
真下道議は、11日からの道議会第3回定例会でもとりあげる予定です。
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