教育拡充ヘ5.8万人署名/すすめる会が道議会に提出 | 11.12.05 |
高校授業料の「無償化」(2010年度)、「31年ぶり」の標準法改正による小学校1年生の35人学級実現(11年度)など、毎年1000万人分におよぶ署名が政治を動かし、北海道内でも高等支援学校の新増設(11年、小樽、札幌稲穂)、高校生の通学費補助制度拡充などを実現してきました。
道高教組、道教組、新婦人、道労連などが参加する「ゆきとどいた教育をすすめる北海道連絡会」は5日、開会中の道議会に対し、少人数学級の拡大や私学助成の拡充など教育条件整備・教育予算の拡充を求める教育全国署名5万8247人分を提出しました。
石狩、空知が大吹雪に見舞われ、JR86本が運休する悪天候のなか開かれた署名提出集会では、各地から署名を抱えて駆けつけた参加者が交流しました。
高教組室蘭工業分会は「管内のある高校ではPTA会長名での署名協力のお願いが5年続き、今年は郵送への返信で700を超える」と報告。「時数確保に学校も教師も追いつめられ、肝心の子どものことを話し合う時間がとれなくなっているという話に、とても不安になり、一つでも多くの署名で先生を増やしてほしいと頑張ってきた」(新婦人)、「室蘭市内の署名では、(来年度からの高校授業料無償がなくなるかもしれないという訴えに)中学生が寄ってきて、『それは聞いてないよぉー』と、次々に署名が広がった」などの報告が続きました。
この後、署名は道議会に提出され、日本共産党の真下紀子道議が「みなさんの運動が政治を動かしています。少人数学級実現、教育の無償化へ動き始めたこの流れへの逆流を許さず、これからも頑張りましょう」と激励あいさつ。同じく紹介議員となった自民、民主、公明各党の議員名が紹介されました。
(11年12月08日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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