署名ずっしり21万人/高校生ら道議会に提出 | 11.12.02 |
北海道私学助成を進める会(北川健一代表)は2日、札幌市で「教育は公平に! 公教育は公費で私学助成 署名運動集約集会」を開き、道内各地で署名活動を続けてきた高校生や父母、教員ら110人が集まりました。
北川代表が「署名は20万を超えました(21万12人分)。紹介議員 (道議)も20人を超えました。請願は国民の権利。私たちの願いを直接伝えるのが請願です」と運動の到達点を紹介しました。
来賓としてあいさつした日本共産党の真下紀子道議は「最初、紹介議員は共産党だけでしたが、今では超党派でこんなに紹介議員が増えました。これもみなさんの運動の成果です」と激励しました。
高校生、保護者らが署名の取り組みを報告。小樽市の高校の生徒会長は「生きることは学ぶこと。学ぶ権利は基本的人権です。私学(に通う生徒)も公立も同じ人権(がある)。ところが、僕のまわりで修学旅行に行けない人が23人いました。途中で退学せざるをえない生徒がなくなるようにしていってほしい」と訴えました。
私学を管轄する北海道総務部学事課が出席し、請願項目に対し回答。私学に対する種々の助成・補助については、「国に支援を要請している」というばかりで、校舎耐震化への道独自の補助についても、「厳しい財政状況」を理由に考えていないことを明らかにしました。
これらの回答に対し、会場の高校生から「国からの補助金は増えたのに、どうして北海道の予算は減っているのか」と質問が飛ぶなど、私学助成に対する道の姿勢・見識を疑う声が相次ぎました。
集会後、道議会で、6項目からなる「私学助成の充実と父母負担軽減を進める請願書」を超党派の議員に手渡しました。
(11年12月06日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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