北電、やらせ解明を/道原発連・道労連 本社に申し入れ | 11.08.31 |
プルサーマル計画に関するシンポジウムでの「やらせ」指示問題で、原発問題全道連絡会(道原発連)と北海道労働組合総連合(道労連)は8月31日、北電本社を訪ね、全容解明と泊原発3号機の運転中止を申し入れました。
申し入れは①2008年10月に道主催で行われた公開シンポジウムでの「やらせ」の全容解明と道民への説明②「やらせ」はプルサーマル実施の正当性に疑問を与えるものでありプルサーマル計画は撤回すること③道民ヘの謝罪と社長の引責辞任④1999年の3号機建設時にも「やらせ」が判明しており、建設の正当性が問われている3号機は緊急に運転を中止すること―などです。道原発連の米谷道保事務局長、道労連の黒沢幸一副議長に対し、北電本社広報推進グループの三上博光課長は、6日に申し入れに対する回答をすることを約束しました。
道原発連と道労連は8月31日、北電の「やらせ」問題で道にも主体的に全容を解明するよう申し入れました。
道総務部危機対策局の池田二郎原子力安全対策担当局長は申し入れに、「北電が設置しだ社外有識者による第3者委員会の調査結果を待ちたい」「3号機の営業運転再開は、国の最終検査など、法的手続きを経て安全性が確認されるものと判断した」などと述べるにとどまりました。
申し入れを行った参加者は「問題の解明を北竜任せにするべきではない」と指摘し、「全容解明とプルサーマル計画中止、3号機の運転中止を北電に求める」よう重ねて求めました。
(11年09月02日付「しんぶん赤旗」より)
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