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撤退で共同を 自然エネ可能性は/北海道で原発シンポ 11.08.26

撤退で共同を 自然エネ可能性は

北海道で原発シンポ

多くの道民が参加したシンポジウム
多くの道民が参加したシンポジウム=26日夜、札幌市

原発問題全道連絡会と「2011原発問題全国交流集会」北海道実行委員会は26日夜、札幌市内でシンポジウム「原発・放射能汚染と自然エネルギー導入を考える」を開催し、会場いっぱいの190人が参加しました。

同連絡会の菅野一洋代表委員は開会あいさつで、北電がプルサーマルの導入に関する道主催のシンポジウムで“やらせ”意見を組織した問題に触れ、「満身で怒りを表明する」と批判しました。その後、4人の話題提供者が発言しました。

日本科学者会議会員の石崎健二氏は、崩壊熱冷却に苦心する福島第1原発の事故処理や放射性物質が広範囲に拡散している現状を報告し、食品への影響を懸念しました。

泊原発から30キロ圏内の余市町・中谷栄利町議は「嶋保町長も『プルサーマルは危険』とのべています。『原発はいらない』の一致点で周辺町村にも働きかけたい」と力説。

福島県の酪農家に牧草を届けた鷲見悟・幌延町議は、農民がやむなく放った牛が車を追っかけてきたと涙ながらに語りました。

北海道大学工学部教員の山形定氏は、自然エネルギーの可能性を具体例で示し「今こそ“エネチェン”を」と呼びかけました。

(11年08月28日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)