泊原発再開/二重チェックなかった | 11.08.23 |
日本共産党の大門実紀史議員は23日の参院財政金融委員会で、道民の反対世論を押し切って営業運転を再開した北海道電力・泊原発3号機に開し、経済産業省が菅直人首相の指示を無視していた事実を示し、運転中止を求めました。
泊3号機の安全評価については菅首相が、原子力安全・保安院だけでなく原子力安全委員会もチェックするよう求めていました。高橋はるみ道知事も保安院と安全委員会の「二重のチェック」を評価し再開を容認したと述べています。
大門氏は、実際には原子力安全委員会の班目春樹委員長が保安院任せにして安全チェックは行っていなかったと指摘。菅首相は「そういう対応があれば問題。原子力安全委員会にどういうことか聞いてみたい」と答えました。
大門氏は「首相の指示が実施されずに、営業運転を再開したのは国民を愚弄(ぐろう)する行為」と指摘し事実関係の調査を求めました。
(11年08月24日付「しんぶん赤旗」より)
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