泊原発3号機営業運転/認めた知事許せぬ | 11.08.17 |
北海道電力・泊原発3号機の営業運転が再開された17日夕、札幌市内では「住民の声も聞かずに営業運転を始めたのは許せない」と市民らが怒りの声を上げました。札幌市中央区のデパート前では、道労連などの呼びかけで集まった人たちが横断幕を広げ、「3号機の営業運転は撤回を」と訴えました。
16日深夜の道議会エネルギー特別委員会を傍聴した市民は、「各委員から知事に対し『なぜ結論を急ぐのか』『議論をつくせ』との意見が相次ぎました」と報告。「営業運転を容認した知事の独断的姿勢はもってのほか」と話しました。
福島県伊達市から札幌市に移転し、避難者自治組織「桜会」の代表を務める宍戸隆子さん(38)は「泊原発の営業運転再開をしないよう、16日に道と北電、周辺4町村に要望書を出しました。原発事故が奪うものの大きさを、私たちは身をもって体験しました。道民の皆さんは、北海道の雄大で清らかな自然を守ってください」と訴えました。
(11年08月19日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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