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避難住民ら“何も学ばない”/3号機営業運転に移行 11.08.17

泊原発避難住民ら“何も学ばない”

3号機営業運転に移行

北海道電力泊原発3号機が17日、営業運転に移行しました。運転再開に反対してきた市民団体や福島第1原発事故で避難してきた住民からは、「事故から何も学んでいない」「つらい思いをしてほしくない」と怒りや失望の声が上がりました。

運転再開の差し止めを求める訴訟を起こした市民団体の泉かおり代表は「泊3号機が安全というなら、裁判の場で証明して」と声を荒らげました。原発撤退を訴える市民や団体でつくる「原発問題全道連絡会」の菅野一洋代表委員も「福島の事故から学んでいないと実感した」と肩を落としました。

福島県伊達市から夫と子ども2人と札幌市に避難しているSさん(38)は「私たちは原発事故でつらい思いをしてこっちに来ている。その思いを北海道の人にしてほしくない」と訴えました。

(11年08月18日付「しんぶん赤旗」より)